Googleアドセンスをやめた理由3つ

 
Googleアドセンスをやめようと思っている

Googleアドセンスは、ウェブサイト運営者にとって収益化の手段として広く利用されています。

実際にサイトやブログを立ち上げて収益を得る手段としてかなり多くの人に利用されています。

しかし、私はGoogleアドセンスの利用をやめる決断をしました。

この記事では、その理由について詳しく説明し、なぜ他の収益化手段を選ぶことにしたのか、今後の展開についてお伝えします。

【広告】A8.net、アクセストレード

Googleアドセンスをやめた理由① : 収益の低下(儲からない)

GoogleアドセンスはPV数あたりの収益が低く、儲かりにくいなと感じています。

主な原因は3つです。

  • 広告収益の低下
  • 広告単価の変動
  • 読者の変化

広告収益の低下

かつてはGoogleアドセンスからの収益が安定していたものの、最近ではその額が顕著に減少しています。特に、広告ブロッカーの普及や市場競争の激化により、広告クリック率(CTR)が低下し、収益が大幅に落ち込んでいます。

それらに加えて、2024年2月頃からGoogleアドセンスがクリック単価からインプレッション単価に変更されたことにより収益が落ち込みました。

以前は、広告がクリックされると収益が発生する仕組みでしたが、現在では広告が表示されるだけで収益が発生するようになりました。

一見すると、インプレッション単価の方がいいように思えますが、広告単価が高くクリック率の高いサイトほど収益が落ち込んでいます。

実際に私は2024年2月ごろからかなり収益が減少しました。

広告単価の変動

広告単価は市場の需要と供給に大きく左右されます。特定のキーワードに対する広告単価が下がると、同じページビュー数でも得られる収益が減少します。

単価の低下は、特に特化したニッチな分野で運営しているサイトにとって大きな問題です。

単価が下がったからといって、我々には対策ができないのがGoogleアドセンスの辛いところです。

読者の変化

インターネットが多くの人に触れるようになったため、読者のインターネット利用習慣も変わりつつあります。

スマホの普及により、PCに比べて広告のクリック率が低くなりました。これも収益の低下に拍車をかけています。

読者のネットリテラシーが上昇しているので、そもそも広告をクリックする人が減りました。

読者にとっては、興味のない広告はただの不快なものでしかないですからね。

これを読んでいるみなさんも広告はスキップしている人が多いと思います。

Googleアドセンスをやめた理由② : 変な広告が増えた

変な広告が増えた=ユーザー体験の低下です。

変な広告とは以下の3つです。

  • 広告の質が悪い
  • サイトと関係のない広告
  • 有害な広告

広告の質の問題

Googleアドセンスでは、サイト運営者が広告の内容を選ぶことができません。全てGoogleによって表示される広告が決まります。

そのため、ユーザーにとって興味のない、あるいは不適切な広告が表示されることがあります。これにより、サイトの信頼性やユーザー体験が損なわれます。

広告内容の不一致

コンテンツと無関係な広告が表示されると、ユーザーにとっての価値が低下します。

例えば、技術系のブログに美容関連の広告が表示されると、読者の興味を削ぐだけでなく、プロフェッショナルな印象も失われかねません。

有害な広告

最近のGoogleアドセンス広告の一部は読者にとって有害だと思われる広告が増えています。

怪しい脱毛の広告(通常1万円のところ今だけ90%オフの980円!みたいな広告)やアダルトギリギリなゲーム広告などがその例です。

これらの広告は、ユーザーの信頼を失う可能性が高まります。

広告は、広告主・掲載主(私たちのような執筆者)・クリックした読者、全員がwin-winな関係になることが理想的な構図であるべきです。

広告をクリックしたことによって誰かが不利益を生じたり、よくない体験をするのはいかがなものかと思っています。

Googleアドセンスをやめた理由③ : ユーザビリティの低下

ユーザビリティの低下=ウェブサイトの価値を損ないます。

ぶっちゃけ、広告がない方が記事が読みやすいですよね。

ユーザビリティの低下とは、以下の3つのことを指します。

  • ページ読み込み速度の低下
  • レイアウトの崩れ
  • 読者の満足度

ページの読み込み速度の低下

広告の表示には追加のリソースが必要となり、ページの読み込み速度が遅くなることがあります。

これにより、ユーザーの離脱率が高まり、SEO(検索順位)にも悪影響を及ぼします。

検索エンジンは、ページの読み込み速度をランキング要素の一つとして考慮しているため、広告が多く表示されると検索順位の低下を招く可能性があります。

最近は、画像広告だけでなく読み込みがより遅くなる動画広告が埋め込まれることも多いです。

レイアウトの崩れ

広告の配置により、サイトのレイアウトが崩れることがあります。

特にスマホでは、広告が画面を占有し、読者が記事を読むのを妨げることがあります。

これが起こると、読者の満足度が下がってしまいます。

また、最近のGoogleアドセンスでは、自動広告といってGoogle側が決めた場所に広告が表示される仕様が主流になっています。

私が特に困ったのは、自動広告が意図しない位置に表示されることです。

例えば、私は記事中で画像を説明する際に、「↓でこんな感じでした」というように矢印を使って説明することがよくあります。

しかし、その矢印の下に広告が入り込んでしまうことが頻繁に起こりました。

これにより、読者が誤って広告をクリックしてしまうことが起こりました。

これは私の意図とは全く異なり、読者に不便を感じさせるだけでなく、サイトの信頼性にも悪影響を及ぼすことは間違い無いです。

広告がコンテンツの一部と誤解されることで、読者に対する誤解や不信感を招き、結果的にユーザー体験が大きく低下することになったのです。

ユーザーのフラストレーション

ポップアップ広告やオーバーレイ広告は特にユーザーに嫌われます。私も大嫌いです。

これらの広告は記事の閲覧を妨げ、読者のフラストレーション(イライラ感)を引き起こします。これにより、サイトからの離脱や、再訪の意欲が減少します。

例えば、新しいページを開くごとに全面広告が出たり、広告を消す×印が小さすぎるとウザいだけですよね。

広告をクリックしたく無い人にとってそのような広告は害でしか無いです。私は広告が記事の情報を邪魔してはいけないと思うのです。

Googleアドセンスをやめて収益はどう確保するか

Googleアドセンスをやめるということは、他の収益化手段へのシフトを考えなくてはいけません。

そこでGoogleアドセンスに変わる収益源を4つ紹介します。

アフィリエイト

アフィリエイトは、特定の商品やサービスを紹介し、その紹介リンク経由での購入が発生した際に報酬を得る仕組みです。

アフィリエイトのメリットは、コンテンツと関連性の高い広告を表示できるため、ユーザーの満足度を高めることができます。

私の場合だと、A8.net アクセストレードもしもアフィリエイトなどのASPを利用することで収益を確保しています。

ASPは、広告主企業と私たちのようなサイト運営者を仲介する業者です。

もちろん、私の使っているASPは全て無料で利用可能です。

アフィリエイトというとイメージが良くないですが、私が提携しているアフィリエイト広告は楽天やUber Eatsなどの大企業や実際に体験してよかった企業のみと提携するようにしています。

よくわからない怪しい企業や情報商材とは提携しないことでサイトの満足度も上がると考えています。

私は当分はアフィリエイトメインで収益を確保しようと思っています。

スポンサードコンテンツ

企業と提携して、スポンサー付きの記事やレビューを掲載する方法です。

これにより、広告収益に依存しない安定した収入源を確保できます。

また、コンテンツの質を保ちながら、ユーザーに価値のある情報を提供することが可能です。

デメリットとしては、ある程度規模の大きいサイトじゃないとお声がかからないことですね。

PVの少ない零細サイトでもスポンサードがつくことはあるっちゃありますが、怪しい会社からの提携が多いというのも事実です。

デジタルプロダクトの販売

デジタルプロダクト、いわゆる情報商材ですね。

情報商材というと怪しいですが、Amazonなどの電子本、オンライン講習動画、ハウツー記事などネット上で提供される有料コンテンツはデジタルコンテンツに分類されます。

古のめちゃくちゃ怪しい情報商材から、note(ノート)など割と世間に受け入れらているものまで色々あります。

デジタルプロダクトの強い点は、直接的な収益を得ることができることです。これにより、広告に依存しないビジネスモデルを構築でき、収益の安定化を図れます。

ちなみに私は今のところはやる予定はありません

無料で情報を得られる時代にわざわざ有料で情報発信する必要はないと考えているからです。

メンバーシップモデル

有料会員制を導入し、プレミアムコンテンツを提供する方法です。これにより、広告収益に頼らず、ユーザーからの直接的な支援を受けることができます。また、熱心なファンとのコミュニティを形成することができ、サイトの価値をさらに高めることができます。

デジタルプロダクトよりも難易度は高いと思います。

YouTuberみたいに個人の魅力を発信するのが得意な人には向いています。

ただ、私のようなSNSに弱いサイト運営者はファンがつきにくいのでメンバーシップで収益を確保するのは極めて難しいです。

結論:Googleアドセンスをやめて他の収益源を確保する!

Googleアドセンスをやめた理由は、収益の低下、広告の質の問題、そして読者満足度の低下にあります。

これらの問題に対処するため、他の収益化手段にシフトすることを決断しました。具体的には、Googleアドセンスからアフィリエイトメインにすることに決めました。

ユーザビリティやら色々と難しいことを書きましたが、分かりやすく言うと読者の満足度を下げて収益も少ないのでGoogleアドセンスやめます。ということです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。